朝日社説 「侵略」と「責任」見据えて 親子で戦争を考える

 まあ、サヨクのテンプレというだけのことでしかなく、これに対抗するウヨクのテンプレもある。ただ、そういう均衡なのか。こんな議論はどうでもいいやと思いつつあるが。

 実質的な権限はともあれ、昭和天皇は陸海軍を統帥し、「皇軍」の兵士を戦場に送り出した。終戦直後、何らかの責任を問う声があったのは当然だが、東京裁判には出廷さえ求められなかった。その権威が戦後の統治に必要だと米国が考えたからである。

 まず、実質的な権限はなかった。ガチ。
 問題は、実質的ではない権限とやらにおいて、「昭和天皇は陸海軍を統帥し」が何を意味したかということだ。
 朝日は「統帥」=”「皇軍」の兵士を戦場に送り出した”としているが、まず、単純なところで、兵士を戦場に送る=戦犯、とはいえないだろう。それはトンデモ。
 問題は、「統帥」が何を意味しているかということになる。
 若い世代の例では宮台真司はこれを「軍令部の補弼」としているが、妥当なところだろう。
 ⇒YouTube - 左翼はずっと嘘をついてきた
 「軍令部の補弼」とすると、ただ天皇は形式的なことになり、戦争に負けたら天皇の首を切るというかそういうための象徴的な存在となる。もっとも、そういうことなのさという議論にするなら、それはまた別のフィクションであり、何があの戦争を起こしたのかということが解明できなくなる。