なんか本が出るそうです
「ネットは新聞を殺すのか」という本を出したあと、結論が中途半端であるという批判を多くの方からいただいた。「ネット・・・」では、メディアはネットというトンネルの中に入ったということは指摘できたが、その出口がどこにあるのかを示せなかった。出口を示す責任があるという濱田さんの言葉に背中を押されてこのブログを始めたのが2年前の5月。答えが見つかるのか不安はあったが、とりあえずこのブログで情報発信を始めた。
で、出口は?
僕の興味の対象は、ブログというツールからポッドキャスティングに移行し、参加型ジャーナリズムやメディアの融合というテーマから、メディア周辺産業の近未来というテーマに拡大しつつある。メディアの変化に伴い、広告、マーケティング、広報、物販といったメディア周辺産業も変わる。そしてメディア周辺産業の変化はまた、メディア自体を変える。文化、社会を変えると思う。そう思うからだ。
で、ブログというツールの近未来はどうなるの、という課題に対する湯川さんは、何処へ。
また、参加型ジャーナリズムやメディアの融合、という課題に対する湯川さんは、何処へ。
単純な話、ブログというツールは、メディア周辺産業へのプローブだったのだろうか?
メディア周辺産業がメディア自体を変えるというとき、ブログの位置はどこにあるのだろうか。大きな流れのなかでの一つの小さな小さな流れだろうか。
くどいが、メディア周辺産業がメディアを変えるという潮流のなかで、ブログの活動は、「文化、社会を変える」ということの付帯的な物にとどまるというのだろうか。
案外、そうういうことなのかもしれない。
私は、抵抗する。
私は、メディア周辺産業変化によるメディアの変化がブログを覆うというだけの流れに抵抗していこうと思う。
そのために、極東ブログをまだ書いていこうと思う。っていうか、できるところまで。
ところで、これって、はてなのキーワードになるのか。
みなさん、本当にありがとうございました。
なっているみたいだね⇒http://d.hatena.ne.jp/keyword/%cb%dc%c5%f6%a4%cb%a4%a2%a4%ea%a4%ac%a4%c8%a4%a6%a4%b4%a4%b6%a4%a4%a4%de%a4%b7%a4%bf
このお笑いが、案外、湯川さん的な言説をはてなとか2ちゃんが凌駕した(テンプレと見抜いた)ことの小さな一例かもしれない。