ちょっと違うかなと思う

 反論とかではなく感触的なこと。
 ⇒アンカテ(Uncategorizable Blog) - 1.0から2.0を見る驚きをこめた生暖い視線の中に「2.0」の本質がある

実際、松永さんのインタビューと滝本弁護士のインタビューは、どちらもとても読みやすいので、省略や加筆訂正はなくても、相当に手が加えられているような感じがする。ただ、その加工は、ひたすら読みやすさと「そのまま」に徹しているのではないだろうか。

 ディスクールとしてというか、ま、出てきたアウトプットの「語り」としてはそうなのだが、その「そのまま」というのは、泉さんという人間の吸引力というか関係性のなかでしか成立しない。そして、この関係性を作り込む力に、しいていえば問題があるかもというあたりが問題、かも。(ワタシ的にはそれがJANJAN的なもの収斂されればもう関心はない。)
 そして、これは、多分にマスメディアや既存ジャーナリズムの陰画でもあるのだろう。そういうものが信じられないというか、フィクシャスで堪えられないというニッチに、こういうものが出てくる。そのニッチ性で言えば、きっこも同じ。
 もうひとつのからくりは、ある種の特権性だろう。2.0に見える「語り」の世界がそうフラットには開かれていない。つまり、「あなたはそう語れますか?」 そのあたり、私なんぞが言うと誤解を招くが、「finalventがなんか言ってます」は、この日記やブログに閉じているから、フラットなのだろうと思う。