産経社説 国連分担金 日本提案の妥当性を説け

 中国側は早速、日本案は「政治的動機に基づいた提案」などと猛反発しているが、中国こそ政治的動機に満ちた外交を得意とする国であることは、いまや周知である。
 今年は日本の国連加盟五十周年にもあたる。日本は金だけを出す国から、そろそろ「モノをいう外交」を展開する国に脱皮するときである。

 日本は「モノをいう外交」なんかしないでよい。できもしないことをしない。外務省腐れがさわいだってろくなことがない。
 そんなことより、各国の若い世代に日本の若い世代をもっともっとぶつけろと思う。私は今思うと若いときに第三世界の人々とバイトとかしてよい経験になった。そういう経験の場をもっとふやせばいい。
 エジプトを旅行したとき、現地の役人は日本がなにをしたかいろいろ語ってくれた、なんだろと思ったら、ようするに謝辞だった。そういうレベルで通じることをやっていればいい。