フランス学生暴動のことちょっと

 基本的にこ以上の言及はない。これ⇒極東ブログ: おフランスの学生さん大暴れ
 散人先生の言及が、フランスに造詣があるだけに、興味深かった。
 お考え⇒フランスの若者たちは、政治的に未熟であるのか?
 で。
 なんというのか、いずれこうした問題は落とし所というのがあるわけですよ。ないと困るというか。で、その落とし所というのは国民性というか歴史からある程度推測がつく。けど、ね、という感じ。
 この問題、詳しい人ほどフランスの内情を見てしまう。フランスがお好きなんだからしかたないと思うけど。なので、あえて、暴論言っちゃうと、フランスというのはイギリスやドイツとそんな変わりないですよ。って、暴論というより無知丸出しみたいか。でも、大筋そうなるんですよ。いろいろ立派な批判されそうだけど、EUってそういうことなんですよ。歴史的にいうなら、フランスという国家は近代幻想ですよ。スイスやイタリアみたいな地域社会のパッチワークとそれほど変わらない。
 でも、ま、今回の暴動の落とし所はそうなりそうもない。
 というのが問題。
 でも冷ややかにみると、日本としては、これで中国様のバックが多少弱くなってよしか。よしとも言えないか微妙か。
 というわけで、依然、英米が世界経済の主軸なんでしょう。
 日本でも欧州でも(欧州は一枚板ではないけど)中国というかアジアでも土着インテリさんの反米気運は高いけど、実際のところ世界市民は米国の幻想を持っているし米国はそれを吸い上げている。そういうなんというのか、自分の足下の矛盾みたいのを問わないといけないと思うのだけど。