日経社説 大転換期示すセブン、ミレニアム統合

 まず、昨今活発になった敵対的買収を含むM&Aへの警戒心である。ミレニアムも「安定株主対策」を重視してこれまで目標としていた株式上場を断念した。いわば、セブン&アイが救いの手をさしのべた形だ。
 問題は肝心のセブン側にこの統合でどれほどの果実が期待されるのかがはっきりしないことである。ミレニアムは銀行団から支援を受け、再建計画を前倒しで完了したとはいえ、今も3600億円の負債を抱え、営業力、ブランド力も十分に回復したとはみられていない。そういう企業を加えた新しいグループの姿については統合発表の会見でも明確なメッセージは聞けなかった。

 そのあたりだな。よくわかんなくて政治の匂いがするのは、というか、和田さんがな。