ほぇ〜そーなんすか
⇒[R30]: 楽天は本当にAppleに対抗しようと考えたのか?
ま、Apple云々の議論はちょっと勘弁してくださいね、っぽいのだが。
しかしそうではなく、虎の子の1000億円をTBSに投じたのはなぜか?その理由をおなじみ、松本のコーヒー屋氏や、kenjimori.comが分析してくれている。要するに、もう楽天の「ショッピングモール」というビジネスは、寿命間近なのである。映像ビジネスに種をまいてそれが芽を出し育つまで、待ってられないのだ。そのことを三木谷氏本人が一番よく知っているのである。
かつてネット・ショッピングには、信用できる決済システムと店舗へのトラフィック確保にネックがあると言われていた。楽天はそこに注目し、決済インフラの確立、そして「ネット店舗なら何でも楽天にある」と言わしめるほどの店数を揃え、「ネットショッピングならまず楽天」と消費者に連想させ、お客のトラフィックを確保することに多大な努力をかけた結果、大いに成長した。
そうだろうか?
決済インフラなんてものはまさにインフラなわでけで、むしろ、昨日もちらと書いたけど、出店をうまくマネージして楽天の内部に取り込むようにしたらいい。つまり、寺銭とか所場代ビジネスじゃなくて、出店者をアファーマティブに経営するようにしていけばいいと思う。
昨日も書いたけど、有効期限付きポイントの無料配布なんかいい方向だと思う。それと、送料についてもっと抜本的な圧力を楽天がかければいいのに。たとえば、一定以上楽天から買う人はどの店舗でも送料はただですよとすればいい。
さらに、AWSのようなシステムをさっさと作れよである。在庫管理もな。
それと月間5万円以上買う顧客は別管理すればいいのに。
やるべきことたーんとあるし、まだまだできる、と、私なんかは思うのだけどね。
うまく言えないのだが、これは使えるってなブログをさっさと青田刈りして、それらをいわば「ミニ通販生活」化すればいいのに。どだい、本家の通販生活なんてものも早晩アフィリエイトに毛の生えたくらいのものになるかもしれない、…まならないけど。
で、楽天がその方向に進むかというと、ま、合掌。
あ、くどいが。
だが、ネットでの物品購買が当たり前になり、決済インフラの信用性もほとんどボトルネックにならなくなった。またトラフィックはGoogleを初めとする検索エンジンからが中心になり、SEOや検索連動広告を出せば単独でネット上で店を出しても十分トラフィックを確保できるようになった。そうすると、楽天に顧客リストを握られている既存店舗はともかく、新規に出店する業者が楽天の利用を検討する必然性はまったくない。ここが、オークションという「システム」そのもので顧客をロックインしてしまったヤフーと楽天の、大きく異なる点である。
そんな社会はこないと思う。
というか、そんな社会があるかも的IT幻想と現実のニッチになにか出てくると思うよ。
ま、米国みたいに安物探しならFroogleが使えるけど、実質Froogleはイマイチ。価格.comの限界と同じ。
検索エンジンなんてものは商品選びには使えないですよ(全然とは言わないけど)。
やはりそこは目利き的なキーマンがノードになっていきつまりミニ通販生活…と話が循環でおしまい。