一日一日を悔いなく生きる…
云々というのがあるが。
私は違うな。
一日がなにげになんにもなくぼーっとすごせばそれが最高だな。
退屈っていうのがいかんが、忙しいはもっといかんしな。
気が付くとあと二年で半世紀も生きていたのか。
どんなに頑張ってももう過去を取り返すようなこともできないし、先は細く、暗くなるばかり。
そして消滅。無。
しかし、自分という存在も半世紀前にひょこっと無から現れ、そして、それ以上、記憶も遡及できない。畢竟私のアイデンティというのは身体に関連付けられた記憶に過ぎない。あるいはその結びつけの権利のようなものだろうか、カント的には。
ま、どうでもいいか。