メモとして
よくわかったのは、リフレ政策に成功すれば利払いを除く支出をインフレ率と同じ比率で毎年度増加しても財政破綻を避けられるということです。
ま、それは耳タコ。
リフレ政策の課題は2つ。まず、いかにして計画通りのインフレを実現していくか。インフレが起こるまでどんどん日銀が国債を買い(注:財政規模の拡大幅は前記の通りなので新規にどんどん国債を発行するわけではない)、発生したインフレを適正な値に維持していくことは本当に可能なのか。そして、いかにして放漫財政の誘惑を断ち切るか。利払いを除く支出がインフレ率を超える増加率となれば永久に問題は解決されません。
後者の過剰インフレについても、ほぼ問題なし(のはず)。
すると、結局、クルーグマンが昔言っていたような、「インフレが起こるまでどんどん日銀が国債を買え」が残る…というわけで、まいどの懐メロ。
誤解なきよう、私は、反リフレとか言いたいわけではない。(しいていうと現状の延長ではそれはムリメで、むしろ、新生小泉政権で可能なのでは、くらい。)
それと、それって、つまり、シニョリッジの問題かなとは思う(強く主張しているわけでもないよ)。
ついでのメモ。
財政法第五条 すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。