メディア…

 昨日時間つぶしにありげな本屋を覗いた。フツーの本屋で今はなにを並べているのだろうか、と。
 よくわからなかった。
 つまんない本が多いなとは思ったが、それにはいろいろあるだろうから、どうということではない。
 小林よしのり靖国も書いていた。沖縄も読むつもりだったが、なんか、いまいち読む気がしない。西部との対談雑誌のようなものがあり、めくったら吉本隆明がぼけたと悪口を書いていた。下品極まるというか、こんな出版するほどのものだろうか。ネットに書き散らせば済むことじゃないか。
 とそのあたりで思ったのだが、こんなのネットを見ればいいだけじゃん本が多いな。
 なのにこの本が売れているのか?
 出版界としては、メガヒットがあればいいのだろうが。つまり、万骨枯るでもかまわないのだろう。
 ふと思ったのが、はてなとかぶくまとかの世界にずぼんといると、世人の情報源というのがわからなくなるな。というか、情報の問題というのは、最強ならいいとかいうことでもない。
 言い方が偉そうでいかんのだが、こんな本買って読んでいるとか、ケータイでカネむしられているとか、そういう層はかなりでかいのだろう。
 新聞もNHKもびくともしないし。
 中核派がモデレートになっても騒げる情報的なゆとりもそうしたびくともしない大衆の情報性にある。
 で、日本の大衆は、なんというか、はてな的な世界には移行しないのだろう。
 はてなとかぶくまとかでは、「喪前らおかしいよ」的な話題が多い。中にいるとどってことないのだが。
 デジタルバイドというと、上下モデルをつい考えるが、情報に強化された層というのは、実は、産業レベルというか産業・市民社会というか、そういうものからはぷかんと浮いているものだなと思う。
 韓国とかは結果的には日本とは大きく変わってしまった。