朝日新聞 編集協力費処理で不手際 武富士から5千万円 週刊朝日

 朝日新聞社発行の「週刊朝日」が00年から約1年間にわたってグラビア記事を連載した際、大手消費者金融武富士」(東京都新宿区)から総額5千万円の編集協力費を受け取っていた。連載終了後に写真展の開催などによって同社が協賛していることを明らかにすることになっていたが、双方の都合でいまだに実現していない。31日発売の「週刊文春」で報じられた。
 このグラビア記事は、00年7月から01年8月まで53回にわたって連載された「世界の家族」。

 本沢義雄朝日新聞社取締役出版・広報担当の話 編集タイアップ企画なのに武富士の名前を出さないまま時間が経過してしまったのは、こちらの不手際でした。結果として、読者の皆様に疑念、誤解を招くことになり、反省しています。ただ、5千万円に不正なやりとりはまったくなく、朝日新聞社のその後の武富士をめぐる報道姿勢になんらかの影響を与えたという事実はありません。週刊文春に「ウラ広告費」とか「闇金」などとされたことには強く抗議したいと思います。

 ふーん。
 というか、けっこう古い話で、結局、文春が出さなければ、なかったことになっていたわけか。
 とってつけたような釈明だが、結果として、武富士側の意図が記事内容に働いたわけでもないのか、とも考えられはする。
 総合的に見ると、なんか古いネタを拾い出したってことか。
 それにしても、2000〜2001年というのは武富士がぶいぶいしていた時期で、そうした世相に耳を傾けず5000万円ゲッツ!っていうのは、ちょっと、正しい左翼として、やりきれないものがあるなぁ。
 ま、それを言えば…他にも類似の例はあるのだろうが。
 ジャーナリズム論としては、この5年間での武富士の扱い方で、朝日新聞+週間朝日が、他紙・他誌とどのくらいの差異があるかを調べてみると面白いだろうな。ホリイのずんずんでやってくれないかな。