朝日社説 日ロ交渉――56年の意気込みに学べ

 前のバカ文体とはうってかわった思慮深いものがあるな。本音は言えないよね、察してくれがわかる。

しかし、中国の台頭で姿を変えつつあるアジアの安定や北朝鮮問題、ロシアのエネルギー資源を考えれば、日ロの協力はいよいよ重みを増している。領土問題が妨げとなっている現実を、このままにしておいていいはずはない。

 そこがなぁ。

だが、日本側の動きは鈍い。ロシアはすでに日ロ交渉のロシア側の記録を公開し、プーチン大統領みずから国民に説明している。対する小泉首相は公式の交渉記録をいまなお公表せず、対ロ関係の打開にみずから動こうともしない。

 これを出しても全体像は変わらないだろう。