散人先生 12/12 Today 日本の国連加盟が決まる(1956.12.12)
この件については、散人先生のご意見に反対の面もある。
大筋では同意と言っていいかもしれない。
では私の意見はというと基本的には過去に書いてあります。
⇒極東ブログ「日本はいまだ国連の「敵」である」
またこの件もそういう読みはあるかもしれない。
そういう「恐怖の構図」を温存させて日本にアメリカの有り難さをよーく分からせておくのは、今回のイラク派兵で分かるように、アメリカにとって悪い話ではないのである。
しかし、他方で、中国に武器販売を推進したい死の商人シラクについて、先生の…
だいたい日本も常任理事国にするような国連改革を強く主張しているのがアメリカの天敵フランスのシラクであってアメリカではないのというのは、こういう背景からだろう。小泉がこれだけ尻尾を振ってブッシュに忠誠ぶりを見せているにもかかわらずだ。
というのは違うと思う。という点で、ここで明確に反対。
⇒極東ブログ「シラク大統領の次はサルコジ大統領」より。
サルコジが大統領選挙候補と言われるまでにならなくても、シラク大統領にはもう後はない。政治家として最後を飾りたいところだ。といえば、ドゴールだのナポレオンだのを連想するようなフランスの栄光ってやつだ。もちろん、ボナパルト再来というわけにはいかないから看板はEUとする。そしてその主導権を握り、トルコやイスラエルなど中近東に威光を示す。かつての植民地だったアフリカ諸国は自国文化に染め上げる。トレビアン。米国なんか世界の田舎者だ。遠方の大国は味方に引きつける。まず、中国。日本も中国の末席に置いてやろう。そうだな国連で日本に無意味な名誉を与えよう。何か悪い?
くりかえすが、シラクの世界地図では、日本はシノワの末席なのである。
いずれにせよ、この問題は、中国とフランスのきな臭い、古くさい関係を無視して反米の文脈でかたづくことではない、というのが私の意見。