菜根の故事は…

 朱子 小学
 「某(それがし)、今、人を観るに、菜根を咬むこと能わざるによって、その本心を失うに至るもの衆(おお)し。戒めざる可(べ)けんや」
 解は要るか?
 「私が生きて世間を見て思うのだが、菜根を囓って餓えをしのぐ貧しさに耐えることができずに、自分の希望を見失ってしまう人が多いものだ。教訓として心に刻みたいものだ。」