PTSD、半数は別症例 診断基準が浸透せず

 だがそれらのうち、そもそもまだPTSDとは診断できないはずの、ショックから1カ月以内に診断していたケースが、臨床例では47%、法的書類では52%を占めた。

 司法では、98年に横浜地裁でPTSDを理由に損害賠償請求が認められた後、PTSDを挙げての請求が急増している。
 調査メンバーの東邦大佐倉病院の黒木宣夫(のぶお)助教授(災害精神医学)は、「医師の間にPTSDの診断基準が浸透していない。安易にPTSDとしてしまうと、治療法の異なる様々な精神疾患を見逃しかねない。司法判断を惑わす恐れもある」と注意を呼びかけている。

 あはは。人質さんもその口。精神医学を知らない弁護士の考えそうなこと。