日経 多極化が問う世界銀行の姿  :日本経済新聞

 キム氏は経済の素人なのでFTなどはその点を問題視していた。
 有能な人だから大きなヘマはないかとは思う。余談だが、アナン氏のこのところの「活躍」は潘基文氏の無能さの陰画にもなっており、実質問題化している。もっともアナン氏が有能かというと、現実的には雑音に等しい状態。

日経 議長声明を生かし強固な対北包囲網を  :日本経済新聞

 北朝鮮の新体制がミサイル発射の失敗を取り返すため、核実験に突き進む危険はぬぐえない。韓国と並び、最も深刻な脅威にさらされる日本は、米国と連携し、新たな挑発にも即応できる危機管理体制も整えてほしい。

 他紙よりは考察が深い。ただ、今回の事態は米国外交の失態とも言える。

産経 【主張】対北議長声明 核実験封じる制裁にせよ+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

 これも朝日、毎日と同じで、まったく実効性がなかった話である。自分の正義のメンツの議論より、実効性に頭を絞るほうがよいのだが。

産経 【主張】前田国交相 地位利用なら即刻辞任を+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

 岐阜県下呂市長選をめぐり、前田武志国土交通相が告示前に特定候補への支援を要請する文書を地元の建設業団体に送っていた。
 公職選挙法が禁じている事前運動と公務員の地位利用の両方に抵触する疑いがある、きわめて悪質なものだ。
 前田氏は文書にサインをしたことを不注意だったと陳謝する一方で、「中身も相手も知らない」と釈明している。無責任のそしりは免れない。国交相の肩書での支援要請は、相手先に強い圧力をかける狙いがあったとしか考えられない。
 民主党は野党時代、自民党政権下での「政官業」癒着を厳しく批判していた。前田氏の問題は癒着そのものではないのか。
 前田氏の辞任は当然で、野田佳彦首相は直ちに更迭すべきだ。そうしなければ、政権についた民主党も役所や業界と癒着していることを認めることになる。

 民主党は、ひどいもんだとしか言いようがない。

毎日 社説:前田国交相 「軽率」では済まされぬ− 毎日jp(毎日新聞)

 事前運動や地位利用で公選法違反に問われた場合、禁錮や罰金などの罰則に処せられる。違法かを判断するのは司法当局だが「多忙」を理由とする説明で疑問が氷解したとは言えまい。関係者の国会での説明など事実解明が最低限、必要だろう。
 今回の場合、閣僚の地位利用の疑惑を招いた点が重大だ。前田氏は旧建設省OBでもある。官僚OBが出身府省の閣僚となり、地方選挙をめぐり地元業界に協力要請する構図は結果的に圧力そのものである。

 前田国交相は普通に失格ですよ。署名の意味のわからない人がそもそも組織の長に立ってはいけない。

毎日 社説:対北朝鮮議長声明 粘り強く変化うながせ− 毎日jp(毎日新聞)

 そのためには米中露と日韓が足並みをそろえ、ミサイル発射や新たな核実験は国際社会で孤立化の道を歩むだけだという自覚を金正恩氏に持たせるしかない。迂遠(うえん)であっても6カ国協議の枠組みを生かし、対話と圧力の組み合わせで粘り強く北朝鮮の変化をうながす以外にない。

 それが失敗し続けた歴史でもあるのですけどね。そしてその地点から見れば、「北朝鮮の変化」ではなく、変化がない状態をとりあえず模索するということでもあった。

読売 人民元改革 着実な切り上げで安定成長を : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 だからこそ、中国は元の段階的な上昇を容認し、インフレ抑制に全力を挙げるべきだ。物価が安定すれば、金融政策の余地が広がる。輸出に頼り過ぎない経済への転換を後押しする効果もあろう。
 欧州財政危機の余波が続く世界経済や、日本経済の安定に向けて、中国への期待は大きい。

 特に読売に言われるまでもないことで、問題は銀行不良債権と雇用にある。そう安易な解決があるわけでもない。そしてその難問性が現下の中国政治の不安定さの基本的な要因になっている。

読売 原発再稼働問題 冷静で現実的な議論が重要だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 橋下氏は「計画停電もあり得ると腹を決めれば、電力供給体制を変えられる」とまで発言した。
 これに対し、パナソニックの松下正幸副会長が、「計画停電なんてとんでもない。軽々しく言うべきではない」とたしなめたのは、もっともである。
 原発を再稼働できないと、関電管内で今夏、最大約20%の電力不足が見込まれる。地域経済に大きな打撃となる。計画停電となれば生産計画も立たずに企業が逃げ出し、空洞化が加速しよう。
 橋下氏は電力危機の影響を、軽視してはならない。
 枝野氏の発言の「ぶれ」も、混乱に拍車をかけた。枝野氏は「再稼働」と「脱原発」のどちらに軸足を置いているのか、真意がわかりにくい。

 この混乱が現実なのですよ。そして日本の歴史を顧みると焼け野原になるまで復興は難しい。

朝日 北朝鮮―安保理声明にこたえよ : 朝日新聞デジタル:社説

 率直にいうとまったく実効性のない架空の正論を述べても社説としての意味はないでしょう。むしろ、この問題で、北朝鮮と中国双方に分裂した力関係がありそうなので、その緩和から人道援助の有効性を模索したほうがいい。

朝日 尖閣買い上げ―石原発言は無責任だ : 朝日新聞デジタル:社説

 それに、そもそもこれは東京都の仕事ではないはずだ。

 そこはロジックが違っていて、石原さんは東京の長として、それを東京都の仕事にしようと提言したということだ。規模が大きいので議会ではかられるし、その提言はまず議会で受け止めればよいと思う。議会が是とするならそのあとは、都民が1坪づつ小分けにして買うということでもよいだろうと思う。

 知事は「島々を舞台にしてさまざまな施策を展開する」という。けれど、日本人が上陸しただけで反発してくる中国のことだ。問題はいっそうこじれるだろう。
 そうなった時、首都とはいえ自治体の長の石原氏に、領土が絡む問題を解決する手だてはない。政府の外交に悪影響を与えることを承知で大風呂敷を広げるのは、無責任としかいいようがない。

 ここは話が逆で、すでに地権者が対応しきれず、信頼できる買い手を探していて地権者が納得する人として東京都の長が出て来たということ。別の言い方をすれば、中国が問題をこじさらせなければ、地権者が困惑することもなかった。
 「大風呂敷」かについては議会が判断すればよいことだが、外交への悪影響というのは中国の思い過ごしでしかないし、むしろ中国にチャネルを持つ朝日新聞はその旨、誤解を解くようにしたほうがよいだろう。

 私たちは、こうした中国側の対応にも自制を求める。日中両国民がお互いに批判しあって、何か得るものがあるのか。

 そこをもっと積極的に。

 石原氏には、新党構想が取りざたされている。その折から、税金を使って選挙向けのパフォーマンスをしているようにも見える。

 そこまで思いを広げなくてもよいでしょう。

 藤村官房長官はきのうの記者会見で、国が購入する可能性を否定しなかった。東京都よりも外交を担当する政府が所有する方が、まだ理にかなっている。

 これはまったく逆で、地権者の移動が私的セクター内であればまったく従来と変更はない。東京都が購入しても地方行政として区画の変更もない。だが、これが国となれば、国として中国とぶつかることになる。そもそも、尖閣諸島については領土問題なく、私的セクターの問題なのだから、こんなところに国が言及するというそのセンスがまったくなってない。

39 : Lesson

My holiness is my salvation.
 
acimのロジック通りといえばそうだが、holinessがよくわからないなと思っていたが、"If guilt is hell, what is its opposite? "とあるように、no-guiltがholinessということなのだろう。なーんだacimの金太郎飴ロジックではないかと思うが、反面、holinessがno-guiltというのはなるほどと深く思うこともある。

晴れ

 だったが、曇。雨になるらしい。
 なにかぼーっとする春だからというのはあるだろうけど、ちょっと変な感じ。脳の劣化とかそういうのかもしれないが、なんというか、記憶が軽い・希薄という感じ。もしかして、acimの影響? さほど心の平安とかはないのだけど。