読売 原発再稼働問題 冷静で現実的な議論が重要だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 橋下氏は「計画停電もあり得ると腹を決めれば、電力供給体制を変えられる」とまで発言した。
 これに対し、パナソニックの松下正幸副会長が、「計画停電なんてとんでもない。軽々しく言うべきではない」とたしなめたのは、もっともである。
 原発を再稼働できないと、関電管内で今夏、最大約20%の電力不足が見込まれる。地域経済に大きな打撃となる。計画停電となれば生産計画も立たずに企業が逃げ出し、空洞化が加速しよう。
 橋下氏は電力危機の影響を、軽視してはならない。
 枝野氏の発言の「ぶれ」も、混乱に拍車をかけた。枝野氏は「再稼働」と「脱原発」のどちらに軸足を置いているのか、真意がわかりにくい。

 この混乱が現実なのですよ。そして日本の歴史を顧みると焼け野原になるまで復興は難しい。