日経 春秋(7/23)

 くさすわけではないし、それは間違っているよというのでもないが。

山中にある小京都を歩いた。選挙事務所をのぞいたが、運動員たちはポスター張りに出払っていた。平日のせいか、城下町の香り漂う通りに人影はなかった。が、突然、自転車に乗った3人の若い女性観光客が目に入り韓国語が耳に響いた。格差を嘆く地域の生き残り策のひとつが国際化にある現実の断面を見た。

 それも国際化には違いないだろうが、それよりも
 これの表12⇒http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/12/dl/h1222-5b.pdf
 とかから「格差を嘆く地域の生き残り策のひとつが国際化にある現実の断面を見た」ほうがよいよ。

読売社説 格差 是正へ実効ある政策を論じよ

 こういう社説は読みたくないなということでたいていならスルーなのだが。

 戦後最長の景気拡大が続いているのに、多くの人にとって、実感は薄い。景気回復の恩恵が、大企業を中心にした都市部の企業にとどまり、家計や地方への波及が遅れているためだ。

 それは格差が問題の根ではなく産業構造の結果ではないかと思う。格差是正が求められるのではなく構造の改革だろうと。

 中小企業や農家といった弱い部分への支援は必要だ。だが、日本経済の将来像があいまいなまま公的支援を大盤振る舞いしたのでは、補助金頼みの産業構造を温存し、かえって成長を阻害することになりはしないか。
 地方の再生には、地方分権の推進で、自治体のやる気を引き出すことがカギとなる。だが、その裏付けとなる税源についての論議は少ない。

 これもそれはそうなのだが、「日本経済の将来像」が理念化していて無意味に聞こえる。農家についてはWTOやFTAとの関連や流通の問題がある。中小企業についてはその質や産業構造あるいは従業員の年齢構成・地域性などがあり、「日本経済の将来像」というマジックワンドで解くべきことではない。
 地方再生はこれは言うと非難されるのだが、日本の枠で見ないで、アジアのスーパー・シティの関連で見て調整するしかない。
 少し関連⇒極東ブログ: 東京が世界の中心なのかも

朝日社説 原発の火事―119番頼みではダメだ

 社説としての問題提起としてはそんなところかなと思う。
 気になったのは、消防というのは本来自助組織が中心になるのではないか。消防団とかいうのもそうだと思うが。というあたりで、社説子の感覚がどうも自分とはかなり違うなこれはとも思った。人を使うという観点とは違う観点が求められる部分がある。まあ、私のこの感覚は、原発の問題という文脈での消防ということではないのだが(つまり原発の消防についてはそれなりにシステム的であれよ、と)。

朝日社説 公務員制度―改革の全体像を争え

 これはちょっとひどい社説だと思う。自民も民社もだめというなら「こうした現実の課題への答えが、この参院選で各党に求められている」はナンセンスだし、この問題は実際にはナンセンスなのだ。ただ、自民をくさしていて民主にも不明なところがある流すのは誘導のつもりなのだろう。

曇天

 まだ本格的な暑さではないが湿気が寝苦しい。暑くなるとなかなか身体も頭脳も動けなくなり、というかそれはそれで自然に合わせるべきなのだが、不調は不調。また、生活にちょいと無理を出すサイクルでもあり、また、世の習いの気掛かりなこともあり、自分に定点感がなくなりつつある。
 そんなかひそかにマイブームはペリエかな。ペリエって炭酸水でしょ、しかもこれは自然ではないでしょとか思っていたけど、自分の感覚が変わったのか、うまいわ。問題は購入かなコンビニにあるといいのだけどそうもいかない。ガラス瓶もめんどくさい。缶とかもあるのだが金臭いのはやだなと。
 今日の雨は微妙のようだ。東京でも区域によっては降りそうだ。天気図を見ると前線は上がってきているが太平洋高気圧はまだ弱い。でも梅雨もあけることだろうか。
 まあ、いろいろな思いがまとまってこない。
 嗅覚と関係するのか、ふとした臭いにきゅーんと子供の頃や青年のころを思い出す。そうした感性が波のように訪れるのだが、中長期的に見ると鈍くなっているし、全体的には身体は衰えてきている。先日、トンネル通路で前の兄さんがタバコを吸いだしたのでいそいでダッシュしてそのまま階段を上ろうとして、あやうく転びそうになった。若いときでもあるにはあるのだろうけど、50代で街中ダッシュは今後は危険な要素もあるか。あまり歳老いていくのを平べったく自覚するわけではないにせよ、相応に身体を調整していかなくてはならないだろう。
 酒はもうあれだ、主観といえばそうかもしれないが、一滴飲めばアルコールの質がわかるようになってしまい。飲める酒の範囲が非常に狭い。しかし、これも一生酒と縁を切ると思ったくらいだからよしとしようというか、酔うほどはもう飲めない。
 思うと40代くらいまではなにか心のなかに激情のコアのようなものがあったが、どうもしだいにそれも変質してきている。これは歳とってもそう変わらないではないかと思う反面、そうでもないか微妙だ。男は、いや女もかもしれないが、50代くらいになっても色恋で狂う人がいる。あるいは人というのはそういうものかもしれないということか、あるいは何かの存在がそうさせているのか。もちろん死の影というものはある。だが、そうした存在あるいは死というだけではない何かがいろいろある。古典的には魂の成長とでもいいたいようだがそういうものでもあるまい。

増田の檄

 増田⇒自動車工場で奴隷として働いているオマエら、目玉よく見開いて読め
 ぶくま⇒はてなブックマーク - 自動車工場で奴隷として働いているオマエら、目玉よく見開いて読め
 これって、いやツンツンとかではなく、分裂君がネタに仕上げたら面白いだろうなとちょっと思った。
 これは製造側から見ても、あるいは国際貿易の観点から見ても、ネタでしかないのだけど、総合的にきちんと駁論するのは案外難しいというか、労働者側の搾取とかではまあとりあえず置くとして(置いてはいけない部分ではあるし増田君が全面的に間違っているわけではない)、こういう経済構造を日本が選択しているという国策というか、それが問題。本来ならここでこれほど国民を締め上げず、サービス産業を潤して内需の構造を育成していけばよかった。それをしないニッチにカネ余りの投資とかがITとかにも流れるのだけどそれはある意味で必然的な部分があった。

予想された事態だが、トルコ

 ⇒トルコで総選挙 : NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース−各分野の重要ニュースを掲載
 いやさて、どう見るか。
 選挙前のFT⇒FT.com / Comment & analysis / Editorial comment - A contest to decide Turkey's future

おぉ、これはすごいや、台湾

 私は台湾通ということはないんだけど、どうもこれはという台湾情報ってないなと思っているなか、これはすごいや。今の台湾はこんな感じ(もちろん、オタク・フィルタはあるにせよ)
 これ⇒ブログちゃんねる:台湾人でオタクだけど、質問あるかい?
 以前の好日ブームより、ジャパンクール的なシフトもあるのかも。
 なんとなく国外ネットを見ていると香港とかにも日本好きがけっこういそうな感じ。

消防団について

 ⇒構成 : 消防団 - Wikipedia

今日の消防団は、地方自治体で専ら消防業務によって収入を得る公務員である常勤の消防吏員消防官)ではなく、通常は、一般の市民として他の職業に就いている消防団員で構成されている。消防団員は、地方自治体の長(市区町村長)より任命された消防団長が、地方自治体の長の了解を得て任命している。 火災や風水害等の災害、有事の際には、非常勤の地方公務員として消防業務に従事する。さらに、消防本部が存在しない市町村においては、普段は別の仕事をしている人間が、その仕事に加え、消防団活動として消火・予防・救急・救助といった消防業務を行うこととなる。

 そして。
 ⇒日本以外のボランティアベースの消防組織 : 消防団 - Wikipedia

日本の他にも民間人を中心としたボランティア的消防機関の制度を設けている国は多い。
 
最も制度が整備されている国の一つがドイツであり、人員約100万人と3万台以上の消防車両を保有する。アメリカは人員約80万人だが、教育訓練が非常に充実しており、また常勤の消防職員とボランティアの消防団員が一緒に同じ消防署へ詰める地域もあり、他の国に比べて専任性が高い。
 
中国では、ボランティア消防団員が300万人にのぼっているが、装備は必ずしも十分でないようである。ちなみに消防業務は軍系列。徴兵制による隊員が多いため隊員の経験年数・平均年齢が比較的低い。
 
フランスでは人員が約20万人、大韓民国では約8万人となっている。
 
その他、ボランティア的消防組織を保有していない国は多い。世界の各国と比較してみると、日本も約90万人の人員と消防車両15000台以上の装備を整備しており、ボランティアの消防制度が最も充実している国の一つに挙げられる。

 アメリカ⇒Volunteer fire department - Wikipedia, the free encyclopedia