今日の新聞各紙社説は…

 朝日の「新会長に三つの注文」がひどかった。ボツ原稿でしょ、これ。で、当の問題が、ようするに、地方交付税改革。そうきれい事ではないよ。
 読売の中部空港開港が出遅れだが、ま、ましか。考えてみると、あの地域は関東にも関西にも利があるともいえるし、最悪とも言えないわけでもない。さて、どうなるのか。
 産経は逝ってよしでしょうね。恥ずかしいなこんなの書くなよ。

日経社説 痛み覚悟で結束を保てるか

 これもよいかな。

最も地方が分裂する危険をはらんでいるのは手つかずのままの地方交付税改革だ。地方も総額確保を主張しているだけなら結束を保てるが、それでは圧力団体の域を出ない。交付税特別会計は破たん状態にあり、地方交付税の縮小は避けられない。地方自ら痛みを覚悟しなければ、責任ある改革案をまとめられない。

 そういうこと。

日経社説 郵政民営化を骨抜きにする妥協案

 骨抜きにしていいのではないか、こうなった以上、と放言。
 郵便事業は国がするべき。金融と保険だが、ようするに…というかこの成り行きの問題ではある。

産経社説 堀江氏発言 産経を支配するって? 少し考えて言ったらどうか

 恥ずかしい。

 同時に路線の否定は大型コラム「正論」の百八十人におよぶ執筆陣にたいする冒涜(ぼうとく)でもある。

 ダメ窮まれり。

毎日社説 麻生知事会長 地方の時代「調整型」では通らない

 思ったよりわるくないか。朝日よりは数倍まし。

 一方では地方自治体の税金の無駄遣いに批判は根強い。市町村の反対で手つかずとなっている地方交付税の削減にも自ら取り組まないと国民の支持は得られない。

 このあたりか、と。

読売社説 [中部空港開港]「競争で縮めたい海外との距離」

 一日遅れか。最近このパタンが読売多いな。

航空貨物では、三空港の競争が旅客以上に激しくなるだろう。現在、名古屋経済圏の航空貨物は大半が成田、関空に依存している。二十四時間運用される中部の登場で勢力図は一変する。

 このあたりの指摘は悪くない。さて、というところだが。
 そういえば、那覇港問題はどうなったのか。

朝日社説 レバノン――火薬庫に火をつけるな

 この問題は重要といえば重要。さて、極東ブログで取り上げるかなのだが、率直にいってキメがない。シリアと米国の関係になにか2筋、3筋の裏がありそうだ。陰謀という意味ではないにせよ。また、フランスも絡むし、レバノン自体も地域の複雑さがある。
 以下はある意味で妥当なところだろう。というか、朝日臭さはないようにも思う。

 まず、レバノン政府が国連などの調査団を受け入れ、暗殺事件の真相を洗い出すことだ。シリア政府も疑いを晴らそうとするなら、みずからの情報機関を調査に協力させるべきである。
 シリアは、レバノンからの撤兵を決断しなければならない。さもなければ国際的な圧力はますます強まる。

朝日社説 知事会――新会長に三つの注文

 こういうのを注文っていうのだろうか。国政と勘違いしているのではないか。っていうか、朝日って※※。

第1に、三位一体改革でもたらされる新しい社会の姿を具体的に示してもらいたい。
第2は、市町村との連携を強めることだ。
最後に、首長や議員、官僚の手で進む改革論議に、住民が加わる環境を整える必要がある。