salon Bobby Fischer's strangest endgame

 キター。

But it's much more than a story of a kooky grandmaster fugitive finally being brought to justice after cunningly evading the authorities for 12 years, the treatment the story has received stateside. In fact, when arguably the greatest chess player in history was detained last week at Tokyo's Narita International Airport on a passport violation, he became an unwitting pawn in a game of geopolitics between North Korea, Japan and the United States. It's a story of real diplomatic intrigue. And now Robert James Fischer, an enigmatic recluse who used to guard his privacy as fervently as he did his king on the chess board, is about to be thrust into public view for all of the world to gawk at. To quote Eugene Torre, a Filipino Grandmaster and longtime friend of Fischer's, "Poor Bobby."

A more likely explanation is that Bobby is being proffered as a bargaining chip by Japan so that it can hold onto its very own celebrity American expatriate, a 64-year-old U.S. Army sergeant named Charles Jenkins. The North Carolina native allegedly fled to North Korea while patrolling the demilitarized zone between North and South in 1965 (Jenkins claims he was abducted). Then, after spending almost four decades as Kim Jong Il's prized mantelpiece trophy, Jenkins finally arrived in Tokyo this week, just several days after Japanese immigration officials nabbed Fischer. The timing of these two pending extradition cases is enough to give pause to even the most somnambulant Fox News viewer.

The latest brainstorm, contributed by a member of Fischer's support group, involves him claiming German citizenship, based on Regina's marriage to a German at the time of Bobby's conception. This would theoretically provide Bobby with dual citizenship retroactively. Once he was officially declared a bona fide German, the hope is that Bobby could immediately book the next Lufthansa flight out of Tokyo.


This legal strategy may fulfill Bobby's Aryan fantasy, but how would it play in the courts? The German Foreign Office in Berlin was contacted on Wednesday by the Fischer camp and it has confirmed that Germany's "blood law" stipulates that if documents can be produced that prove that Regina's husband was German (which he was) and that Bobby was born before his parents were divorced (also true), he would be issued a German passport. Bobby's passport, birth certificate and Regina's divorce papers have already been located in various parts of the world and are on the way to Tokyo.

はてなQ 「わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明」らしいんですが、この言葉、ここはひとつ、中学生にもわかるように説明していただけませんでしょうか。

 案外、宮沢賢治本人なら説明したかもしれないな。

はてなQ あなたに質問。あなたは・何者で ・どう生きて ・どう死ぬ

 こういう素朴は質問は悪くない。
 ただ、回答はいかにも現代的というか近代的だな。
 何者というのは「名」を意味する。ゲド戦記を嫁。
 どう生きては恒に過去形、どう生きたか。
 どう死ぬかは、来世との関係にある。もちろん、来世は存在しない。来世とは比喩だ。だが、その比喩の意味を現代人は失ってしまった。だから、「私の死」は私の所有だと思っている。違うのだ。「私の死」とは私を連れ去っていくなにかだ。私をこの世にもたらしたように。

はてなQ 結婚ってなんでしょう? どういった経緯でこういったシステムがうまれたのか? なぜこのシステムが全世界で普及しているのか?

 飲み屋的話題なので、とやかく言うは無粋。
 とはいえ、基本的にはこれは西洋の概念か? marriageの語感は結婚とはかなり違うな。
 父系・母系の問題もあるが、基本的にれは、財産権との関係ではないか。ということは、財産権の確立が重要なのだろう。
 そして、先日、分かったのだが、財産権というのは、基本的に貸与=金利、の関係なのだな。

はてな、ブログ、自分

 メタブログ的なことはあまり関心なくなった。
 はてなにもあまり関心ない、という感じがする。基本的な、というか、構造的なところで開放の感じがあり、何万人だったかを越えたあたりでだいぶ風通しがいいようにも思う。ビジネス的には経営の母体を小さくしておけば、息の長い経営になるかとは思う。
 で、自分、というか、この日記やあっちのブログなどもだが、まったくPVに無関心とも思わないし、こう言うと失笑する向きもあろうかと思うが、持説にこだわる気もない。主張がないわけでもなく、なければ続かないが、どこかである無気力のレベルにはなっている。
 そういえば、唐沢(兄)が文春か新潮かの書評で、40歳過ぎて、本をためなくなったみたいな話の枕があったが、そういうのもあろうか。

ユンジチ商戦、旧盆控え沸騰/仏壇仏具、売り上げ2倍に

 今年は旧暦のユンジチ(閏月)に当たり、旧盆を前に墓の新築や仏壇・仏具を買い替える人たちが増えつつある。県内では古くからユンジチの年の買い替えが良いとする風習があり、“特需”を当て込み、新聞広告や折り込みチラシなどで積極的にPRする業者も出ている。
 那覇市樋川で仏壇や仏具を扱う照屋漆器店の照屋林一代表は「清明祭明けに特に問い合わせが多い。二十代から三十代の人も多く、例年と比べて二倍ほど売り上げが伸びる」と話す。以前は三倍から四倍以上の売り上げ増の時もあったという。

 これが沖縄。

松岡正剛の千夜千冊『伝習録』王陽明

 1001冊が終わっていたのか。
 それにしても、この伝習録の話はひどいな。ただのうわっつらの知識の羅列という以外なんだろ。
 たとえば、「義理」についてまるでわかっていない。それがわからなくて、宋学に言及できるのか。
 …できるのだ。それがレトリックというものだ。というわけで、松岡正剛については以前も語ったのでこれ以上言及しない。
 でも、以下、晒し。

 この「義」についてもいろいろ議論があるところで、いったい「義」とはどういうものか、それこそ日本の儒学も、また西鶴近松もそこを問い、そこを表現したのだが、それはともかくとして、朱子にあっては、この社会道徳の二極性にも断固たる「合理」を与えて説明しようとしたのだった。
 これは朱子の徹底した合理主義による。日本の近世の表現者には、この合理主義はそぐわなかったのだろう。
 朱子学のロジックを一言でいえば、一人一人が真理を正しく知るべきであるということを、正しく知るには居敬を正しくしなければならないことにつなげたことにある。そこに一人一人が聖人になりうる可能性があるという希望をおいた。
 居敬とは、心身を収斂して「本然の性」を日々まっとうに守ることをいう。

 うーん、ばかたれ、とか言いそうになるな。がまんするか。
 それにしても、小林秀雄山本七平吉川幸次郎を読んでおけば、ここまで恥ずかしいことにはならないのではないか。っていうか、吉川幸次郎はリストにはなかったか。
 それにしてもそれにしても、なんか基本が分かってないで、上っ面の量を重ねていく空しい砂の城のようなブックリストだったな。

Accounting and Accountability

By PAUL KRUGMAN

There are also allegations that Saddam's revenue diversion was aided by corrupt U.N. officials. I think we should wait and see what Paul Volcker, the genuinely independent head of the U.N. inquiry - the sort of person the U.S. occupation should have employed - has to say. Meanwhile, it's worth noting that these accusations are entirely based on documents that are purported to be in the possession of none other than Ahmad Chalabi, who has himself been accused of corruption.


And there are a few curious side stories. On the day the U.S. raided Mr. Chalabi's offices, a British associate of Mr. Chalabi who had been promising to come out with a devastating report told London's Daily Telegraph that a remarkably effective hacker attack had destroyed all his computer files, including the backup copies.


After the United States's falling-out with Mr. Chalabi, the oil-for-food investigation was taken out of the hands of Mr. Chalabi's allies. But the new head of the investigation was assassinated on July 1.

 もうちょっとつっこめよ。
 それにしても、クルーグマンっていうのは頭いいな。ちょっと、ずるいという感じもするが(だって、ヴォルカーはなにもできないんだよ)。

はてなQ あなたが思う美しい日本語を教えてください!

 私は「切ない」かな。
 感情をあらわすことばだと世人は理解するだろう。だが、この言葉は、「海鳴りが切ない」というように使う。もちろん、古義でもなければ、古用法でもない。
 それでも、私たちは、他者ではなく、自己ではなく、風景のあるありさまを切なく思う。切ないにはある意味で、それを形容すべき被修飾ではない。ただ、切ない。
 そして、ただ切ない、という存在が、普遍的にある。存在の基礎といってもいい。ハイデガーが日本語を理解できるなら、「切ない」を存在の基礎としたようにも思う。
 人生は切ない、愛することは切ない。

はてなQ 今までに一番思い出に残った詩を教えてください。

 なんだろ、これ。
 非難しているのではないよ。「詩」ってそういうものなのか。っていうか、列挙される詩が、ええ?みたいな印象だ。もちろん、悪い詩ではない。

日経社説 訪米は岡田民主党の試金石

 いや、試金石にはならないと思う。小沢が道を舗装していたから。
 ただ、米国の反応は面白いだろう。
 試金石はポスト小沢だ。
 民主党を支持したいのだが、いまだこの労組依存傾向の旧態依然はなんとかならないのか。

毎日社説 BSE検査見直し 粘り強くリスク分析の説明を

 この馬鹿頭からは、環境ホルモンの話題は消えているのだろう。西ナイル熱なんかも視野にはない。
 余談だが、先日のクローズアップ現代の自動車椅子の事故の話もひどいものだった。あれはジョークか。最大の問題は、自動車椅子がまともに使えない都市のありかたの問題だろう。事故数は微細すぎるし、一般的な老人問題に還元される。
 あ、なんか、この手の話を読んでいると、馬鹿が感染ってきそうだ。

朝日社説 日韓会談――北朝鮮に向けた「希望」

自由貿易協定から東アジア共同体づくりまで、北朝鮮問題以外にも日韓首脳が話さなければならない課題は山ほどある。相互訪問どころか、毎週でも電話を掛け合っていいくらいだ。

 なかなか秀逸なブラックジョーク。
 朝日ってほんとに馬鹿なののか、日本人を馬鹿にしているのか。後者かな。
 今回の会談は私もわからない。ただ、米軍再配置と対中国経済のシフトでどう強調するかが最大のポイントになるのではないか。ただ、話が通じる相手ではない。あ、それは両者も。

天安門砲撃、毛沢東謀殺計画 米情報機関画策、日本人も関与 中国が内部文書

計画は一九五〇年一月に立案、同年十月一日の国慶節式典で、天安門に立つ「毛沢東主席と中央人民政府の各首長の謀殺を企てた」という。「日本人特務」は天安門広場周辺の地形を調べるなどしていたが、日本あての手紙を北京市公安局が調べ計画が発覚、九月二十六日に関係者を逮捕。家宅捜索で迫撃砲一門、ピストル二丁、手榴(しゅりゅう)弾八個、毒薬など約二千件を押収したとしている。

 そんな馬鹿なというのが私のファーストインプレッション。
 中国、ヤキがまわったな、がセカンド。
 しかし、朝鮮戦争とのからみがあるかもしれない。

どうしてこんなにオーストラリアはアメリカよりなのだろう

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 via id:jouno:20040723#1090510565
 批判ではないので、まず誤解なきよう。
 海外からはどうしてオーストラリアは…、と、そう見えるのだろうなと思う。
 海外からみると、日本もそう見える。いや、日本はもっと侮蔑的に見られているだろう。ちょうどフィリピンの今回の撤退を内心侮蔑するようなのと同じように。
 日本の平和志向のインテリ(特定してませんので誤解無きよう、傾向としてね)は、侮蔑されても日本が平和を愛するには…みたいなことを言う。通じないよ、欧米に。そして徹底的に人種差別的に侮蔑される。されてもかまわねーよ、くらいのハラはそのうちできる。しかし、そのとき、実は、日本の同胞意識のなかになにかの乖離、ねじれが生じる。
 ま、そんなことはどうでもいい、で、オーストラリアだ。

彼らは経済的にはアジアに飲みこまれつつあり(もちろんそのおかげで発展もしている)、バランスとるためにも環太平洋で文化的オリジンが同じ米国とはどうしても仲良くしておく必要があるんだろうな、と。

 誤解無きよう、批判ではない。
 ただ、ちょいと3つコメント。
 彼らは今でもコモンウエルスを選択しているという事実。
 米国の映画スターなど大衆文化が実はオーストラリア化している事実。
 もうちょっと面白いトリビアだが、世界で一番ギリシア人が住んでいる都市は? 答え、アテネ。では2位はサロニカ。で、3位がメルボルンなのだよ。