米デューク大学、新入生全員に『iPod』を配布

 これはけっこういいな。
 私は、MDを使っている。6時間くらいは入る。メディアを入れ替えできるのはある意味、メリットだし、ラジオと連携ができる。iPodはその点なぁ。

小林秀雄と山本七平

 をときまた、ぱらぱらと読み返す。彼らが力をもって文章を書いていた歳に自分がなるにつれて、自分の矮小さを思うが、それよりも、ものを考えるというあるスタンスが昔よりわかる。結論はどうでもいい。どう考えるか、考えるということはどういうことなのか、彼らの文章には不思議な息づかいがある。森有正吉本隆明にもあるが、なんというのかあるセンスの違いだ。
 小林も山本も、なにか、物の前にじっと立ちつくしてまず見つめる人だと思う。そして、その見ている自分のあり方を思惟のなかに織り込んでいく。対象がある圧倒性をもつのは、それを見つめる自分の側の意識が問われるからだ。見て、観察して、対象からなにかを引き出すということではないのだ。
 時代は変わる。
 私は私より若い世代に、ま、いい加減な放言を散らしているが、実際は、そんなことはどうでもいいと思う。ただ、個々の知識より、生き様に化す知性というものの、それ自体の特殊な倫理性のようなものが、伝わっていくのだろうか。
 倫理が先にあるのではない。倫理と感性が先行すれば今井君ができるだけだ。知性と感性でもお利口さんができるだけだ。
 そうではなく、考えることを強いるなにかと向き合っていく知性の、その生き様に陰を落とす倫理性のようなものが、一人の人間を形作るということだ。
 その、ある意味では滑稽な結末が宣長でもあったのだろう。宣長の葬式は異様なものだ。そしてなによりその異様さを実は宣長も知っていた。しかし、そういう倫理の北限にあることを形に描く、つまり、死の形にするほかはなかった。小林はよく読み取っていた。小林はそして、その葬式も他界も描きはしない。しかし、率直に宣長のような世界を受けれていただろう。森有正宣長について、その信仰の形として描いていた。
 山本にしてみれば、神がなぜ彼にヨセフスを課したのか、アブラハムを課したのか、それ自体の了解が信仰であって、それ意外に口外する信仰などなかったことだろう。
 人の人生とはなんだろう。もちろん、答えなどないし、人それぞれに課せられた生き様があるばかりだ。だが…。

極東ブログ追記

 状況の動きにあわせて追記した。本来なら、スーダンにも触れたいところだが。こっちはま、メモ。
 蒋彦永医師の状況だが、解放された。ワシントンポストにもあったが、インターネットの力はあったと思う。日本人はどれだけ寄与できたか。
 普天間飛行場の代替基地案が最悪のストーリーに向かっている。辺野古の沖に、関空より巨大なものを日本政府は建設しようとしているのだ。沖縄県人はこれを許すとは思えない。あるいは、そうしてヤンバルを見捨てたとき、沖縄は終わる。これだけの規模のものを作るということは完全な基地の固定化だ。
 余談だが、このところ、極東ブログの話は、誰がこんなもの読むんかいな的なネタだが、固定のPVはある。あまり気負うとこちらがつぶれるが、日本のブログを今ささえることが大切なんじゃないか、そういう局面にあるんじゃないかという気がする。さっさと、意見の水準で、極東ブログなんてつまらんという世界になって俺はロートルになるのが本当はよいのだ。
 しかし、現状は、ちょっと暗いなと思う。
 左翼たちはすでにオフィシャルな政治から退いた。プロ市民という兵士たちは、非常にインターネットを警戒している。ある意味、絶対的な技術力の量差が大きいと思う。
 問題は、こんなことを言うと失笑される向きもあるが、一種のプチナショナルなブログというか意見だ。ジェンキンズ問題をSACOより重視してしまう政治・軍事センス、それが、これから深刻な問題になるだろう。
 小林よしのり本人の活動を私は評価しないではない。しかし、それが当然ながら、あのメディア(漫画・書籍)のなかでは、ある程度の余剰の購買力を期待させるために、思想はどうしても単純化する。それはしかたがないことだが、ネットのメディアがその受け皿的な単純性を広げているとしたら、やはり、問題だろう。
 うまく言えてないが、思想の右も左も、また、中道やや左、そんなものはどうでもいいのだ。問題は、世界の水準で日本の市民が声をあげられる思想的な胆力なのだ。
 こういうのも偉そうだが、ニューヨークタイスやワシントンポストのオピニオンの水準の見識で日本が問えなくてはいけない。
 もちろん、日本には知性の高い人も、知識のある人もいる。しかし、そういうことではないのだというところから、ブログが少し歴史に亀裂を見せるだろうか。
 なにも高度な知性を必要とするのではない、スーダンの問題を忘れず、ジェンキンズ問題を相対化するセンスでもいい。ジャーナリズムの基本のセンス、マスメディアへの基本的な警戒心、そういうあるセンスなんだと思うのだが。

Microsoft to share the wealth

SEATTLE Microsoft Corp., the world's largest software maker, said yesterday it would return $75 billion (U.S.) in cash to shareholders over the next four years by buying its own stock, doubling its annual dividend and issuing a special one-time dividend.

 どういうこと?
 ま、ただの配当か。
 *マイクロソフト、750億ドルを株主に還元

インドネシア大統領選 2氏の決選投票に ユドヨノ氏/メガワティ氏

 【シンガポール=大塚智彦】インドネシア大統領選は二十六日に選挙管理委員会による最終確定結果が公表される予定だが、ユドヨノ前調整相とメガワティ大統領による決選投票(九月二十日)が確実となった。早くも主要政党、イスラム教団体の間で連合を模索する動きが活発化しており、現状ではメガワティ大統領有利との見方が強い。

ジェンキンスさん「特赦は困難」 米政府高官示唆

 沖縄に駐留する海兵隊については「豪州北部に建設予定の大規模な訓練施設ができれば、海兵隊の訓練を豪州で行うこともできるので、負担の軽減はかなりできる」との考えを示したが、「大きな縮小という話ではない」と強調した。米軍普天間飛行場の移転をめぐっては「日米特別行動委員会(SACO)の合意をしっかりと実現していく」と述べるにとどめた。

 在日米軍よりジェンキンズ問題が重いって、なんだこの政治センス?

はてなQ 私の様な人間が存在することを許してください。受け入れてください。拒まないでください。許容してください。はてなのみなさん。

 一日ネタは一発程度にしてね。あるいは、琥珀はどうした。

「夏王朝」の宮殿跡か

新華社通信によりますと、大規模な宮殿跡が確認されたのは、中国内陸部河南省偃師市(えんしし)にある二里頭(にりとう)遺跡で、中国社会科学院考古学研究所の調査チームが、去年の春から発掘作業を進めた結果、東西が約300m、南北が360m余りの全体が長方形の形をした宮殿の跡を確認したということです。また、宮殿跡をとり囲むように幅が10mから20mの道路が張り巡らされ、その外側でも建造物の跡が確認されたということです。宮殿を含めた古代都市の跡の全体の面積は、10万平方mにも及び、中国社会科学院の許宏博士は、「綿密で整然とした都市計画が行われており、古代都市の起源だ」としています。「夏王朝」は、紀元前21世紀から約500年にわたって栄えた、中国で最も古い王朝とされていますが存在を証明する手がかりが少なく大規模な宮殿跡の発見は、夏王朝の存在を裏付ける貴重な発見として注目されています。

 日本の起源かもな。

はてなQ (出版の)プロが教えてくれるとすれば、どんなことを聞きたいですか?

①企画書の書き方、②うまい文章、③本の流通のしくみ、④有名人への取材方法や執筆依頼、⑤ページレイアウト など

 あぁあ、ダメだぁ。

産経社説 集中豪雨 自然の脅威に万全はない

 小泉首相が自ら新潟の被災地を視察し、激甚災害指定を明言したのは当然だが、阪神淡路大震災以来の助け合いの精神が発揮されたのは文字通り「不幸中の幸い」だった。

 恥ずかしいことを書くよな。

日経社説 BSE、合理的な検査基準を

 全頭検査は国内でBSE感染牛が最初に見つかった際の混乱収拾のため政治的に導入された経緯がある。BSE感染牛が相次いで見つかった欧州連合(EU)でも検査対象は生後30カ月以上の牛に限っており、国内の専門家も当初、欧州並みの基準で十分との見方をしていた。ただ、国内で全頭検査を導入した結果、月齢21カ月の感染牛も見つかっている。これを踏まえ検査対象をどの月齢に設定するか、安全委として見識を示す必要があるだろう。

 日経にもサイエンス記者はいないか。

毎日社説 自動車リサイクル 適正処理の仕組みは万全か

 来年1月から動き出す自動車リサイクル制度で、ユーザーが自動車購入時に支払うリサイクル料金が決まった。乗用車で7000〜1万8000円、中大型トラックで1万〜1万6000円だ。

 利用者もちに決まっている。
 これは断固やるんだよ。
 今や、自転車自動車は日本のモラル失墜の象徴でもある。

栗栖弘臣元統幕議長が死去=自衛隊超法規発言で解任

 84歳だった。

 東大から海軍に入り、終戦時は海軍法務大尉。復員後、1951年に陸上自衛隊の前身の警察予備隊に入隊。陸上幕僚長を経て77年に統幕議長に就任した。78年7月、インタビューや記者会見で「法に穴があるため、奇襲攻撃を受けた場合に首相の防衛出動命令が出るまで動けない。現地部隊が超法規的行動を取ることはあり得る」などと発言。シビリアンコントロール文民統制)の観点から不適切として当時の金丸信防衛庁長官に更迭された。 

 今なら当たり前の発言だった。誠実な人柄に思えた。