社説動向

 率直にいって、朝日新聞社説に焼きが回っていた。「丹羽宇一郎・駐中国大使公用車襲撃」は、「真相究明と再発防止を強く求める」で済まされる問題ではない。そして話題を「一部の政治家」に振り替えた。この手の手法が通じた時代は終わったと思う。
 今回の襲撃は外交上普通に見ても異常な事態であって、それに対する対処がまず語られ、そしてその背景をジャーナリズムが判断する。それが朝日新聞にできない事態となっている。