社説動向

 木嶋佳苗事件を朝日が完全にネグったふうに見えることにある種の感動がある。
 社説が総じてバカバカしくまた日経・東京は論旨が不明に思えた。こうしたことで社説を読むが苦痛になっていたし、また、バカバカしく思うためについこちらが偉そうにコメントする誘惑にも駆られる。それも無意味なことに思えていた。
 ただ、こうした社説の全体状況というのも、日本の市民議論の病理の一環なのだと思うと、やはり向き合っていくべきなのだとも思う。