朝日新聞社説 台湾総統選―対中安定を選んだ民意 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 こりゃまたとか思って読むとさほどでもない。

 中国共産党と政府は、馬氏再選が決まった後に「関係の平和的発展の新しい局面をさらに開き、中華民族の偉大な復興のために共に力を尽くすことを願っている」という異例の談話を発表し、統一を視野に入れた政治対話に意欲を示した。
 しかし、台湾の民意は政治対話をまだ望んでいない。馬氏は慎重に対応すべきである。
 中国も政治対話を望むのであれば、台湾向けのミサイルを廃棄するなどの誠意を示して、平和な環境を整える必要がある。秋の党大会で生まれる新しい指導部にそれを強く望みたい。

 そのとおりですね。ついでに中国も日本に向けた核兵器をなんとかしたほうがいいと思うけど。

 蔡氏は前回の民進党候補より得票率を上げたが、対中関係や格差、雇用などの問題で具体的な対抗策を示すことはできなかった。とはいえ、過去のような対立をあおる選挙運動はせず、台湾の民主主義の成熟を印象づけたことは評価したい。

 これもそう。投票率を見るのが重要だった。

 台湾は日本と外交関係はないが、東日本大震災で世界一の額の義援金170億円を寄せたように、極めて親日的である。日本は自由貿易協定を結ぶなど関係の強化をはかり、台湾の善意にこたえなければならない。

 ここは微妙。つい「親日国」と思いたがるけど、そういう演出がありますというくらいで全体像を見ていく必要があるというか、国家の安全保障の枠組みと民間交流の具体性の二面を抑えて、その先に「親日国」空気みたいが演出としてあってもいいよねくらい。