毎日新聞社説 社説:視点・「アラブの春」 民主化の「逆説」を超えて=論説委員・布施広 - 毎日jp(毎日新聞)

 ムバラク前大統領は、自分が辞めればムスリム同胞団が台頭しエジプトはカオスに陥ると語った。その主張はある意味では正しいが、カオスを経ずに大きな変革が可能だろうか。
 民主化が復古的な「イスラム回帰」の動きを呼ぶのは中東特有のパラドックス(逆説)とはいえ、欧米流だけが民主主義の形態ではない。エジプト情勢などは楽観を許さないが、歴史的な「中東型民主化」への闘いを辛抱強く見守りたい。

 あまりの不見識にため息が出るばかり。
 エジプトの10%のコプト教徒がその「中東型民主化」のなかでどう位置づけられるのかが考慮されていない。