毎日新聞社説 社説:牛肉輸入制限 安全確保が緩和の前提 - 毎日jp(毎日新聞)

 政府が、BSE(牛海綿状脳症)発生を受けて実施している米国産などの牛肉の輸入制限を緩和する検討に入った。9月の日米首脳会談の際、野田佳彦首相がオバマ米大統領から求められたのがきっかけだ。首相は、フィヨン仏首相にも禁輸の見直しを検討する意向を伝えている。国民の健康に関わる重大な問題だけに、政治的駆け引きの材料にすることなく、科学的根拠に基づいた慎重な判断を求める。

 原発事故に伴う放射能汚染問題もあり、国民の食の安全に対する意識は高まっている。野田首相は11月に予定される日米首脳会談で、制限緩和を表明したい意向のようだが、政治的配慮を優先し、安全性をおろそかにするなら、野田政権への国民の信頼は大きく損なわれるだろう。国民に対して、安全性を担保する科学的な根拠を示し、納得を得ることが緩和の前提でなくてはなるまい。

 ありゃりゃ、毎日新聞社説もか。
 こういうのこそ、偽科学批判とかないんですかね。