朝日新聞社説 延長国会―さっさと懸案片づけよ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 国会の会期末のごたごたは、何がなんだかわからない。与党の執行部が野党とともに、菅直人首相に辞任の時期を明らかにせよと迫り、首相が拒んだ。
 この騒動は、後世の笑いぐさになる。日本の政治は、ここまで墜(お)ちていたのか、と。
 結局、70日間の会期延長が決まった。8月末までの熱い夏になる。東日本大震災への対応を急ぐのだから、国会に夏休みがないのは当たり前だ。

 まったくその通り。

 「首相おろし」で与野党が協調できるのならば、首相が意欲を示す政策課題に取り組み、さっさと片づけてしまうのだ。
 慎重を要する審議を早く打ち切れというのではない。進めるべきことをきちんと進める。それだけで、首相がとどまる理由を消していける。
 たとえば、特例公債法案をこのまま放置すれば、国は予算を執行できなくなる。そんな事態は野党も望むまい。成立を引き延ばして首相を追い込む戦術を改め、成立させるのだ。
 「資金繰り破綻(はたん)」の恐れをなくし、首相の外堀も埋められるのだから、野党にとって一石二鳥ではないか。

 ご冗談。

 国会は仕事をしよう。それで局面を変えれば、首相は続投の大義名分を失う。

 それ以前に、であればなぜ菅首相が続投してはいけないのか、朝日新聞の言っていることも意味不明。