読売新聞社説 「諫早」上告断念 見切り発車の開門では困る : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これは菅さんの悪い癖が出たなと思った。
 判決に従うのはいいのだが拙速。

 高裁判決は、堤防の閉め切りと漁業被害の因果関係を認め、門を開けても農業や防災への影響は限定的との見解を示した。
 だが今後、排水門を常時開放した場合に不測の事態が起きる可能性は否定できまい。
 調整池の汚泥などが堤防外に流出して周辺海域の水質が悪化し、漁業への悪影響はないか。洪水や高潮が発生した際の防災対策は万全か。農業用水として使う新たな水源確保はどうする――といった点である。
 高裁判決は国に準備期間として3年間の猶予を与えた。政府は想定される様々な状況を点検し、開門の時期や方法などを慎重に検討しなければならない。

 上告しないは政治決断でよいのだけど、後詰めがきちんとできるのかこの政権。