読売新聞社説 少年に死刑判決 更生より厳罰選んだ裁判員 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 今回の判決は、被告の年齢について、「死刑を回避する決定的な事情とはいえない」と指摘した。母子殺害事件での最高裁の考え方が反映されている。
 最高裁が06年にまとめた調査では、被告が少年の場合、9割以上の裁判官が刑を「軽くする」と回答した。これに対し、一般市民の半数は「重くも軽くもしない」と答え、「軽くする」と答えた市民は4分の1にとどまった。
 少年犯罪に対する市民の厳しい見方の表れだろう。
 判決後、記者会見した裁判員からは「重圧で押しつぶされそう」「最後まで精神的なケアをしてほしい」との声が聞かれた。
 重い判決の度に、裁判所に突きつけられる課題である。

 こうして世論は変わるものかな。
 私はこの件については、とにかく高裁に上げろ。これを地裁で終わりにするというのは、比喩ではあるが一種の自殺幇助みたいなものだ思う。私たちが私達の社会の法を守るためにも、この問題はもう一度議論しろと思う。ただ、それで死刑が出るという可能性もあるが。