朝日新聞社説 どうした、先生―ゆとり取り戻せる改革を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 これでは、先生をめざす優秀な若者が減るのも無理はない。都市部では採用試験の倍率低下が深刻だ。教育をとりまく様々な問題の中でも、「教師の危機」はあまりに深刻ではないか。

 そうなのか。まあ、それはそうか。個人的には教師というのは「でもしか先生」がよいと思っているのであまり気にしない。

 余裕とともに失われているのは、先生同士が切磋琢磨(せっさたくま)し、互いに高め合う「教師文化」だと、ベテラン先生はいう。先輩が経験を語り、若手は相談を持ちかける。共に授業研究をし、工夫する。かつては、そんな中で問題を抱えた先生も見つけられたという。ところが今や、職員室のコミュニケーションすら乏しくなっている。

 それはそうなんだが、朝日新聞の念頭にあるのはレトロということで日教組文化ではないのかなあ。あれはあれできついが。

 「先生の数と質」の改善を急ぐべきだ。だが文科省が計画する少人数学級実現には、財務省が難色を示す。教員の養成・採用・研修をどう変えるかの議論も、時間がかかっている。問題教師排除の発想で始められた免許更新制の先行きは、不透明なままだ。

 そういう国家志向を止めるべきだと思うよ。
 教育というのはまず地方のものだよ。そして原義は私学だし、民間のものだよ。まあ、初等教育は確保されるべきだけど、そこから先、高校以上は私学のミッションから考えるべきことだと思う。ミッションに同意した先生が同意した親の子供を預かる。