毎日新聞社説 社説:国債買い取り 日銀は財政支援機関か - 毎日jp(毎日新聞)

 いさましいラッパを期待していたんだが、意外と敗色感。

 しかし、ドル安の流れを日銀の政策で大きく変えることは難しい。FRBに匹敵するような大規模の量的緩和を日本が実施することが可能だとは考えにくい。

 最も心配なのが財政規律が緩む危険性である。日銀は今回の基金創設が、財政を助けるためのものではないとしているが、「日銀がもっと国債を買ってくれるのであれば、金利の上昇を心配することなく国債を増発できる」といった受け止め方が政治家の間で広がりはしないか。9人の政策委員会メンバーのうち須田美矢子氏が1人、国債を買い入れ対象として検討することに反対したが、正しい判断と考える。

 そうこなくちゃね、毎日新聞

 基金による国債買い取りには額の上限など歯止めがかかっているものの、今後の追加緩和で拡大する可能性は十分にある。日米が長期にわたり異例の金融緩和を続けることによる新興国市場への影響など、国際的な副作用も心配材料だ。

 意外と弱気。