朝日新聞社説 民主公開討論―政治観の違いが見えた : asahi.com(朝日新聞社):社説

 小沢氏が首相になったら、連立を組み替えるのか。検察審査会で再び起訴すべきだと議決されれば、首相として自身の起訴に同意するのか――。
 どの質問にも「勝つかどうかわからない」などとして、はっきりと答えない。説明を嫌い、白紙委任を求める体質の表れと言われても仕方がない。

 小沢さんとしてはまだ首相ではないのだから答えられないというものだった。まあ、それも考え方の指針ではあるだろう。

 しかし、国民に「痛み」を求めざるをえない時代、丁寧な説明や合意形成を軽んじて本当に政治が進むのか。
 この20年あまりの日本政治に大きな位置を占めてきた「小沢氏的なるもの」の是非が、代表選を通じ最終的に問われることになる。

 これについては、以前、代表質問で小沢さんが自分が首相になればという長い答弁をしたことがあり、朝日新聞も絶賛していたものだった。