日経 春秋

今年は日韓併合から100年。過去の植民地支配の負の歴史は消しようがないとしても、韓流や日流の相互理解が両国の新たなきずなをはぐくみつつある。

 執筆者、団塊世代か。その過去の植民地支配にも両国の絆というのはあった。そこが見えないのが戦後世代の特徴だ。戦後世代も神話のなかに生きていて、人と人が出会う愛憎のリアリティの感覚を失っている。