今日の大手紙社説

 ゆうパック遅配に触れている社説がなかった。書けないのだろうか。
 ⇒ゆうパック遅配:準備おろそか、「見切り統合」 マニュアル到着遅れ、訓練1回 − 毎日jp(毎日新聞)

 郵便事業会社の東京都内の支店に勤める男性社員が、ペリカン便と統合後のゆうパックの作業手順を書いた140ページにわたるマニュアルを受け取ったのは統合直前の6月半ばだった。「訓練も1回だけ。わずか2週間で習得するのは無理。押し切った経営陣が現場に責任を転嫁するのはおかしい」。男性はぶちまけた。都内の別の集配拠点の社員によると、マニュアルが届いたのは6月下旬だ。

 郵便事業会社が統合を急いだ背景には、財務上の理由がある。08年に日本通運と共同出資で「JPエクスプレス(JPEX)」を設立、日通はペリカン便を先行移管した。ゆうパックも09年10月に移管されるはずだったが、総務省ゆうパック移管後の郵便事業会社の収益を懸念し認可を見送った。結局、ペリカン便をゆうパックが吸収する形で事業統合は完了。統合を急いだのはJPEXが月50億〜60億円の赤字をたれ流してきたためで、取扱個数を増やし黒字化させることが最重要課題だったためだ。
 7月統合が決まったのは昨年12月にさかのぼる。ある郵便事業会社幹部は「繁忙期の統合に異論を唱える声もあった」と明かす。当時は年賀状の繁忙期で「意見する余裕が現場になかったのだろう」とみるが、その後も判断変更の余地はなかったのか−−。

 露骨には書いてないけど、昨年12月に統合を決めてこの阿呆な経営をしてきたのは現経営陣というか、今の経営陣が実に無能であることの証左がこの事態としか思えない。
 指定の違う、ゆうパックペリカンを単純に一個所にまとめたらどうなるかという予想を立ててなかったということのようなので、現経営陣の無能でしょ。
 ⇒asahi.com(朝日新聞社):ゆうパック大規模遅配、「全容を把握できない」公表せず - 社会

 日本郵便幹部は3日夜、朝日新聞の取材に対し、「1日2日の遅れはよくある。今回は数が多いが、1日ぐらい遅れても大丈夫と思った。甘いのかもしれないが、土日できれいにすればほとんど影響ない、と思っていた」と話した。

 武家の商法。
 民間経営がわかっていない総務相も同罪。
 ⇒“お荷物”事業に大打撃 ゆうパック遅配、甘い認識で統合強行 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

 「7月1日」の統合を急いだ背景には、参院選後の郵政改革法案の行方が不透明なため、「選挙前に前倒しした」(郵政関係者)との声も出ている。

 ま、そこはどうかよくわからんが。
 にしても、これからこんなことが政府のご都合でばかすか続くのだろう。
 なんだか、西川さんは偉かったということになりそうだ。麻生さんは偉かったみたいな話だ。