朝日新聞社説 党首討論―増税の説明にもっと理を

 消費税率10%に言及した菅直人首相の意気込みは立派だが、明快さを欠く。参院選の争点に急浮上した以上、増税分をどう使うかといった説明も堂々とやってほしい。
 きのうの9党党首による討論会も、消費税をめぐる応酬が焦点だった。税率アップによる増収分の使途について、首相は「社会保障に回すべき消費税が足りないので、今は赤字国債で埋めている。このままでは財政が破綻(はたん)してしまうので、この分をまかなう」と強調した。
 だが、他の党首から「年金の財源に使うとした過去の説明と違う」「説明が足りない」などと突っ込まれた。首相は「財政資金を介護に使えば雇用も増える」といった中途半端な受け答えにとどまった。
 こんな状態ではいけない。首相は参院選を通じ、増税分の使途を含む大筋を掘り下げてわかりやすく説明し、有権者の納得を取り付けるため力を尽くさなければならない。

 とか朝日新聞さんも言うけど、同じく増税ありきなんじゃないか。
 というか、めちゃくちゃな政策を掲げて増税って話が違いすぎ。