読売新聞社説 検察審への接触 民主党は政治介入を厳に慎め : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これはひどい話だなと思った。社説がではなく、辻恵民主党副幹事長ね。
 この人⇒民主・辻恵議員を富士薬品が提訴 供託金5億円返還求め 辻氏「事実無根」と反論 (1/3ページ) - MSN産経ニュース
 社説に戻って。

 民主党小沢幹事長に対する不起訴処分の是非を審査している検察審査会の事務局に、民主党幹部が接触した。
 政治的中立が要求される検察審に、国会議員が接触を図ることは、「政治的な介入」と受け取られても仕方あるまい。不穏当な行為であり、厳に慎むべきだ。
 接触したのは辻恵民主党副幹事長だ。5月26日に、東京地裁の中に設けられている東京第1検察審査会の事務局に電話を入れた。
 審査手続きなどについて尋ね、衆院議員会館の自室に説明に来るよう求めたが、審査会側はこの要請に応じなかった。審査会側が拒否したのは当然だ。
 辻氏本人は否定しているが、その際、第1と第5検察審の事務局長を呼ぼうとしたという。この二つの検察審は、現在、小沢氏の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件の審査を行っている最中である。

 辻氏は今回、一般論として制度の説明を求めたというが、にわかには信じがたい。
 弁護士出身の辻氏は自らの行為が検察審の独立性を犯しかねないことを、法律家として認識できたはずだ。
 今年1月、小沢氏の資金管理団体に絡む事件の捜査が進展した際、民主党は「捜査情報漏えい問題対策チーム」を作り、検察への牽制とも取れる行動をとった。
 それが、小沢氏が不起訴になると、一転して検察への批判の矛を収めた。
 都合が悪くなるたびに、政治が司法に干渉すれば、三権分立の基本が崩れてしまう。

 ひどい話だ。