朝日新聞社説 ミャンマー―茶番選挙は許さない : asahi.com(朝日新聞社)

 ちょっと驚いた。朝日新聞社説でこんなものを読む日がくるのか。

 ミャンマービルマ)の軍事政権は野党の声に耳を貸さないまま総選挙へ突っ走るつもりらしい。鳩山政権は手をこまぬいている時ではない。

 冷戦時代、「反共」を掲げれば独裁政権でも西側諸国が支援した。イデオロギーによる陣営対立が消えたいま、独裁政権の理不尽に目をつぶり続ける義理は国際社会にはないはずだ。
 それでも今日、軍政を支える国々がある。責任が大きいのは中国だ。天然ガスのパイプライン建設などで支援を拡大している。国際社会の中で存在感を増す経済力に見合った政治的影響力を得ようとするなら、軍政の延命に手を貸すべきではないだろう。
 鳩山政権は、公正で自由な選挙の実施を自民党政権よりも強く要求してきたが、成果は出ていない。東南アジア諸国や中国との協議を深める。岡田克也外相を現地に派遣する。そうした踏み込んだ対応が必要だ。

 その通り。
 しかし、その当たり前の話を朝日新聞社説で読む日がくるのは驚きでもある。
 ほんとに朝日新聞って変わったのだろうか。