日経新聞社説 「個所付け」に利益誘導のにおいがする : NIKKEI NET(日経ネット)

 今回は政府が1月末に民主党の地方組織に道路や河川工事などの具体的な実施計画を通知し、一部が自治体にも伝わった。これに自民党などが「予算の審議中に半ば公然と情報を漏らすのは国会軽視も甚だしい」と猛反発した。
 政府は「個所付けではなく検討段階の内部文書」と説明していたが、野党の強い求めに応じて関係資料を衆院予算委員会に提出した。10日に示した資料には各事業への党都道府県連や地元知事の要望内容の記載がなく、不十分との指摘を受けて15日に出し直した。
 資料からは、民主党本部に寄せられた陳情に沿って昨年11月の仮配分時から道路予算を上積みした実態が読み取れる。増加率が大きかった5つの都府県(東京、福井、京都、鳥取、佐賀)では、党の地方組織や知事から要望があった33事業のうち28事業が増額されていた。

 経世会流の妥当な政治としか思えんが。