朝日社説 オバマ政権1年―指導力の揺らぎが心配だ : asahi.com(朝日新聞社)

 民主党は上院の安定多数を失った。共和党の議事妨害を阻止できなくなるため、成立直前までこぎつけていた医療保険改革法案の成否は分からなくなってしまった。議会対策でいっそうの妥協を迫られるのは間違いない。
 逆風の原因ははっきりしている。不況の出口がいっこうに見えないことに、有権者の不満が募っているのだ。

 それはちょっと違うかな。まず、今回の選挙がなくても妥協は妥協だった。また、朝日新聞さんがいう「逆風の原因ははっきりしている」は違う、というのは、この視点だとオバマに問題がなく外界の問題のようだが、オバマに問題はある。
 たとえば⇒ガイトナー財務長官に逆風再び 米下院、AIG救済で公聴会 : NIKKEI NET(日経ネット)

 米下院の監視・政府改革委員会のタウンズ委員長(民主)は、ガイトナー米財務長官らを呼んだ公聴会を開き、2008年秋のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)救済を巡る不透明な情報開示問題などについて調べると発表した。雇用低迷など経済再生が遅れるなか、米議会では共和党を中心に財務長官への風当たりが強まっている。

 こういう話を執筆子は知らないのかもしれないし、それってオバマじゃないだろみたいな意見もあるかもしれないが、いえ、オバマさんの問題ですよ。

 核廃絶も温暖化対策も、これからが正念場である。世界の相互依存が深まる一方で、各国とも内政に迫られてゆとりを失いつつある。初心を見失わずに、逆風をどう乗り切るか。オバマ政権に早くも試練の時だ。

 このあたり、ちょっと視点がボケすぎ。「核廃絶も温暖化対策も」それほどどうとなる問題ではなく、問題は、イラン、イスラエルパキスタン、中国、そしてイエメン、さらに信頼してきた同盟国日本も難問化している。