朝日社説 地球文明―低リスク型へかじ切る年に : asahi.com(朝日新聞社):社説

 執筆者は「宇宙船地球号」とか言う当たり私より年上か団塊世代
 ⇒宇宙船地球号 - Wikipedia
 フラーについてはこれが意外と面白い⇒[書評]傍観者の時代(P・F・ドラッカー): 極東ブログ
 社説に戻って。

地球では、多種多様な種が「共生」するのが摂理だ。生存競争に勝った種であっても、すべてを奪いつくすことはない。だが、生命史のなかでは新参者である人間という種はなお未熟で、過ちや失敗をおかしやすい――。

 Lewis Thomasの1992年のThe Fragile Species。私なんかも1992年なんてちょい前のように思うけど、もう18年前の話。科学の話題をするときは知識のアップデートが要注意。
 人間種が未熟というのはそうかもしれないが、しかし、成熟した人間種みたいのも想定できない。ある時代の特有の視点ではないかな。私が最近人間種に思うのは、なんと罪深い種だなということだ。類縁種が存在しないのは、概ね人間種が撲滅させたからではないか。
 基本的に種というのはあるピークから滅亡すると思うし、そのピークは過ぎたんじゃないか。