日経春秋 春秋(12/28)

京都・東山の永観堂禅林寺)の本尊は「みかえり阿弥陀」の名で有名だ。高さ77センチの小ぶりな立像が、後ろを振り返るように顔を左横に向けている。正面だけを見ていても見えないものがある。仏さまを拝むたびそんな自省を促される。

 これは一度拝観しておくべき仏様ですよ。