朝日社説 首相元秘書起訴―「続投」で背負った十字架 : asahi.com(朝日新聞社)

 標題の趣味が悪いなとはちょっと思った。
 朝日社説の展開は北朝鮮援護などこの手にありがちな、いつものパターン。誰が見てもこれはいかんでしょを受け止めて、Yes-Butというやつだ。

 動機はどうあれ、長年うそを書いてきたことは、政治家とカネの関係を国民の監視の下に置くために作られた政治資金規正法を空洞化するものだ。
 巨額の資金がどのような政治活動に使われたのかについて、首相は積極的に公表する責任がある。
 さらに、提供された資金を長年にわたって申告していなかったことは、納税者からみると、脱税に類する行為とみられても仕方がない。首相は修正申告して6億円を納税するとは言う。しかし、首相はいずれ国民に消費税をはじめとする増税問題を訴えなければならない立場にある。

 脱税というのは国家のカネの泥棒なんですけどね。

 たとえ世論が続投を許すとしても、違法献金事件と所得申告漏れという重い十字架を背負う。

 欧米でもこういう「十字架」という表現がないわけではないが、十字架とは私たちの罪を無罪の主イエス・キリストが負ってくださったという意味である。クリスチャンじゃない者には関係ねーというふうに思われるが、クリスチャンはそうした人も自身と同じく無知の罪にあると同胞の愛情を持つ。信じる者にも信じない者にもイエス・キリストは主であると。まあ、そのあたりはほとんど信仰として排除されるでしょうけど。