読売社説 漢方の保険外し 事業仕分けの危うさが見えた : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 議論の場で、漢方薬を保険外にすべしとの意見は出なかった。結局、わずか1時間の議論で出た結論は、財務省が示した論点通りに「見直し」。さりげなく例示された漢方薬の記述を含め、丸ごと承認された形になった。
 漢方薬の保険外しは財務省が長年にわたり主張してきた。国民注視の“仕分け劇場”を目眩(くら)ましのようにして、お墨付きを得たと言うのは筋が通らない。

 ネットではごちゃごちゃしたへんてこな議論があったようだが、漢方薬がというより、市販薬の保険適用の問題であり、これは原則が通ったことになる。まあ、それであの仕分けの意味があったというものではないけど、口実作りにはなった(削減効果とかではなく)。