今日の大手紙社説

 日銀動向が話題といえば話題。実質的な効果は少ないと思うけど、こんなに心理的な効果があったんだ、みんなよっぽどうつむいていたんだというのが可視になった。まあ、でもなぁ。
 ⇒追加緩和策に揺れ動く債券市場、夜間取引で「失望売り」 | ビジネスニュース | Reuters

 無理もない。事前に取りざたされていたのは、1)国債買い切りの増額、2)時間軸政策の導入、3)量的緩和政策の導入、4)政策金利の0.05%引き下げ――などの緩和メニュー。「当座預金残高にもコミットしておらず、ほぼゼロ回答に等しい」と外銀関係者は指摘する。別の外資系金融機関の資金ディーラーは「現先方式の買いオペや共通担保で資金を調達していた向きが新オペを活用することが予想され、量的にさほど変化はなさそう。レバレッジをかけ日銀から資金を調達し、国債を買う人が出てくるとも思えない」と話す。

 そりゃね。
 ⇒総合/日銀小出し、漂う失望感 追加緩和策 10兆円資金供給 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

 日銀は1日、臨時の金融政策決定会合を開き、追加的な金融緩和策を決めた。政策金利と同じ年0.1%の低金利で10兆円程度を供給し、金融市場と景気回復を下支えする。ただ、有効性すら心許ない小出しの対策には、病み上がりに過ぎない世界経済の現況と真正面から対峙(たいじ)する緊迫感が伝わってこない。新たな国際的信用不安の「ドバイ・ショック」を背景に広がった混乱の向こうには、米金融機関が抱える商業用不動産ローンの不良債権化という爆弾が連鎖する危険も潜んでおり、場当たり的な日銀の対策は、国内の市場だけでなく世界からも失望を招く恐れもある。

 そこがどのくらいかな。
 こんなんで安堵している鳩山政権ってなんなんだろ。