日経社説 首相への信頼感を失わせる発言の軽さ:NIKKEI NET(日経ネット)

 鳩山由紀夫首相の発言の軽さが目立つ。とくに沖縄の米軍普天間基地の移設問題をめぐる発言のぶれは重大で、日米関係に大きな影を落としている。この状態を放置すれば、国内外で首相への信頼感が失われかねない。首相は事態の深刻さを直視し、襟を正すときである。

 首相の言葉遣いはていねいだが、真剣さが伝わってこないことがままある。「恵まれた家庭に育ったものだから、自身の資産管理が極めてずさんだった」。株などの記載漏れで資産報告書を訂正した際の釈明はその典型だろう。指導者の言葉は取り消すことができない意の「綸言(りんげん)汗のごとし」という格言を首相にかみしめてもらいたい。

 まあ、言っても無駄でしょ、言ってもの対象は鳩山さんではないけど。