藤井・新財務相

 ⇒【新政権発足】党税調を廃止 藤井・新財務相 - MSN産経ニュース

009.9.16 11:46
 財務相に内定した民主党藤井裕久最高顧問は16日午前、党税制調査会を廃止し政府税制に一元化する方針を重ねて表明した。その上で、「(政府税調の)会長に財務相、副会長に副大臣が当たることで大体合意ができている。そういう線でいくことになる」と述べ、政治主導を明確にする考えを示した。都内で記者団に語った。

衆院選・政策点検](1)民主バラ色公約、イバラの財源(連載)(読売2009.7.8)

「空想と幻想の世界で遊ぶのは楽しいが、国民生活がそれによって保障されるという錯覚を与えることはほとんど犯罪に近い」
 与謝野財務・金融相は6日の記者会見で、実現に疑問を呈した。
 民主党でも、「想定通り歳出をカットするには、相当の抵抗がある」という声が少なくない。
 1.3兆円を捻出するとしている「公共事業の半減」には、地元自治体の強い反対が予想される。目玉政策の子ども手当を実現するため、これまで子育て支援の役割を担っていた所得控除を見直すことにしているが、子どものいない世帯には増税となるため、批判を懸念する向きもある。衆院定数の80削減による歳費カットを行うには、比例選の議席減に反対する社民党を説得しなければならない。
 財源を重視する岡田幹事長は「税収などはもっと厳しく見積もった方がいい」と指示し、新規政策の総額も小沢前代表当時の20.5兆円から16.8兆円に下方修正した。それでも、「政権を獲得しないと財政の内実は分からないし、財源を作れと言えば出てくるはずだ」という楽観論が根強い。
 7日の常任幹事会。大蔵省OBで蔵相を務めた藤井裕久最高顧問は、財源を論じる若手議員にこう語りかけたという。
 「財源にはそこまで触れなくていいんだ。どうにかなるし、どうにもならなかったら、ごめんなさいと言えばいいじゃないか」