毎日社説 社説:郵政見直し 早急に新ビジョンを - 毎日jp(毎日新聞)

 確かに日本郵政はかなりの利益をあげている。それだけをみると民営化は成功しているようにみえる。しかし、簡易郵便局の閉鎖が相次ぎ、別会社化に伴うサービスの低下といった現象も起き、収益重視の弊害が指摘されている。

 「簡易郵便局の閉鎖が相次ぎ、別会社化に伴うサービスの低下」と「かなりの利益をあげて」は矛盾した現象ではないのですけどね。基本的に郵貯の問題は、それが日の丸金融機関であったことなので……。

 しかし、単純な後戻りは許されない。民間の金融機関にとって、株式売却の凍結は政府保証の復活と映るだろうし、民業圧迫という、かつての郵政事業をめぐる問題が再燃するのは避けられないからだ。

 やってみたらわかるんじゃないかな。

 そうした点を踏まえ、衰退期にある郵便で全国一律のサービスを持続し、貯蓄や決済、送金など基礎的な金融サービスを提供し続けるのは、そう簡単なことではない。

 ここでも先の矛盾のまま。
 まあ、この話は実際には議論されていたわけだし、国民の意思がころっと変わったのだから、やってみたらいいんじゃないか。やってみて、やれない部分が明らかになるという合意形成もありだろう。