朝日社説 紛争と国際法―人道外交の旗を掲げよ

 6年前にできた国際刑事裁判所にも日本は参加し、資金を出している。
 米国や中国は自らの軍事行動が制約されるのを嫌がって、これらの条約や国際刑事裁判所に加わっていない。
 ともすれば米国との距離だけに気を配りがちな日本外交が、人道法の分野でこれだけ実績を積み重ねてきた。このことは大いに評価したい。
 問題は、こうした政策を進めながらも、政府がそれを独自の外交理念に深めようとせず、アジア外交にも十分生かしていないことだ。官僚まかせの弊害がここにもはっきり見える。
 アジア地域でクラスター弾禁止条約を批准したのは日本とラオスぐらいだ。国際刑事裁判所への参加もこの地域で十数カ国にすぎない。欧州などに比べて、アジア諸国の参加は少なすぎる。政府は今こそ人道外交の旗を掲げ、域内各国に両条約や国際刑事裁判所への参加を求めていくべきだ。

 とか言って、この話をネグっている朝日新聞はダメすぎだと思うが。
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