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 猫猫先生浜田寿美男について - 猫を償うに猫をもってせよ

 私は『めぞん一刻』は好きなのだが『うる星やつら』は全然面白くなくて、『めぞん一刻』が終わってから高橋留美子はほとんど関心の外になった。『らんま1/2』というのを連載しているのは知っていたが、そういえばまだやっているのかなあと思って調べたらとっくに終わって『犬夜叉』というのに変わってさらにそれも終わっていると知り、自分がそっち方面に疎いことに愕然とした。
 押井守というのがなんで人気があるのかもよく分からない。

 私は「うる星やつら」のファンで、今でもけっこう好きだし、平野文萌えでもあるが、他は猫猫先生と同じ。
 「うる星やつら」が面白いのは、私の上の世代、つまり団塊世代の批判・解毒になっていることかな。本格的にふざた野郎(すまん女性だが)が出てきたと思って、笑った。なにが面白いかというと、改めて思うと、どいつもこいつも今でいうところのメンヘラーなところだろう。たるとラムだけがこの狂った世界でまともであるということの象徴だった。O島もよかったなあ。意味なんてなにもない、ナンセンスが溢れていた。私から下の世代は、ここから開かれた世界にあって、それ自体が普通に見えるのだろう。