民主党のマクロ経済運営?!

 ⇒マクロ経済運営で中銀と財政当局間でアコード設定も=大塚・民主党政調副会長

 一方で、「国破れて中央銀行ありというのはあり得ない」とし、「日銀法4条の趣旨に則り、政府と中央銀行の政策の整合性維持に努めたい」と指摘。日銀の国債買い入れ状況は「過去のピークから相当ピークアウトしている状況である。若干の余力があるかもしれない。

 ま、そんな感じ。

<デフレ対策は必要>
 追加金融緩和の是非など具体的な金融政策については「コメントする立場にない」としたが、「デフレ対策は必要」と指摘。「GDPギャップが原因で生じているデフレについては、予算などで対策を講じる」と語った。

 財政出動かな。でも。

 そのうえで国債発行計画に関して来年度予算では「国債依存度および発行額を今年度より下げていくとの意欲をもっている」との方針を表明。財政健全化に取り組む姿勢を強調した。

 率直にいって、日本経済という点では、この程度の認識の政権交代はあまり意味がないと思うが。
 ⇒09年8月3日 初めてのデフレ問題講演 : 初めてのデフレ問題講演

 だいたい、一番景気刺激効果がありそうなのが現政府・自民党の政策だし。いやそのとき言ったのですが、「構造改革」を「戦争」になぞらえれば、麻生さんの大型財政政策って、かつての戦争指導者が戦後急に平和の使徒面して親米民主主義者になったことに似ています。何の反省もなく「自分は本当は戦争に反対だったんだ」とか言って(実際、「本当は郵政民営化反対だった」って発言もありましたけど)。それで、それがけしからんから懲らしめてやろうと思って、野党に入れようとしたら、野党がみんな「皇国史観」を唱えていたっていうような、そんなたとえが通りそうな状態です。